「薇」この漢字はなんて読むか分かりますか? 植物の難読漢字10問!

あなたはこの薇」という漢字を読むことはできますか?

この漢字はなんだか見覚えがあるなと思った人がいるかと思いますが、実はバラの漢字である「薔薇」の右側の一文字になります。

こういうのを見ると「ちょっと読めそうな気がする」なんて考えてしまいますが、実際に考えるとまったく読めないものですよね。

このような難しい漢字は「薇」以外にもたくさんあるので、今回の記事では「植物にまつわる難読漢字10問」を紹介したいと思います。

いくつ読めるか、チャレンジしてみてください!

1問目の漢字 薇

1問目である薇」の読み方は「ゼンマイになります。

ゼンマイの由来とは、その見た目が銭のように巻いている姿のため「銭巻(ぜにまき)」→「ゼンマイ」となったと言われています。

渦巻状に巻いた状態で伸びてくるのが特徴的な植物ですね。

2問目の漢字 蕺草

2問目である「蕺草の読み方は「ドクダミになります。

ドクダミの由来とは、毒や痛みを抑えることができるというところから「毒痛み」→「ドクダミ」となったと言われています。

独特な臭いがするところが特徴的な植物ですね。

3問目の漢字 含羞草

3問目である「含羞草の読み方は「オジギソウになります。

オジギソウの由来とは、接触などの刺激を受けたときに、葉を閉じて垂れ下がる動きが「お辞儀をしているように見える」というところからきています。

ただ、このお辞儀が見たいがために何回も触れてしまうと弱ってしまうと言われているのでほどほどにしましょう。

4問目の漢字 風信子

4問目である「風信子の読み方は「ヒヤシンスになります。

ヒヤシンスの由来とは、ギリシャ神話に出てくる「ヒュアキントス」の名前からきていると言われています。

なぜ、名前に由来しているのかは悲しいお話しがあるためです。

少年であるヒュアキントスが太陽の神アポロンと円盤投げをして遊んでいたところ、それを見ていた西風の神ゼピュロスが嫉妬をします。

その嫉妬からゼピュロスはいたずらで突風を起こしますが、そのせいで円盤の起動が変わってしまい、ヒュアキントスに激突し、なんと亡くなってしまいます。

その時流したヒュアキントスの血から咲いた花が美しいヒヤシンスだったのです。

なかなかの由来のあるお花ですね。

5問目の漢字 棗

5問目である「棗の読み方は「ナツメになります。

ナツメの由来とは「夏に芽がでる」というところからきています。

ナツメは中国で古くから食用とされており、世界三大美女の一人である「楊貴妃」も好んで食べていたと言われています。

「1日3個のナツメを食べれば歳をとっても老いが現れない」ということわざが残っているほど、健康や美容には良いとされてきました。

6問目の漢字 仙人掌

6問目である「仙人掌の読み方は「サボテンになります。

サボテンの由来とは、江戸時代に畳の油汚れを拭き取るのに使われていたため「シャボテン」と呼ばれており、そこから「サボテン」になったと言われています。

また、他にもサボテンは「覇王樹」とカッコいい漢字で表すときもありますよ。

7問目の漢字 菫

7問目である「菫の読み方は「スミレになります。

スミレの由来とは、花の形が「墨壺」に似ているところから「墨入れ」→「スミレ」になったといわれています。

ただ、墨壺とスミレがあまり似ていないため、どうなのかと疑問視されています。

また、トリカブトを漢字で表すときも「菫」が使われることもありますよ。

8問目の漢字 木春菊

8問目である「木春菊の読み方は「マーガレットになります。

マーガレットの由来とは、ギリシャ語で「真珠」を意味する「マルガリテス」が由来だといわれています。

この漢字がマーガレットなのは読めないですね。

9問目の漢字 蒲公英

9問目である「蒲公英の読み方は「タンポポになります。

タンポポの由来とは、花の形が和楽器の鼓(ツヅミ)に似ていることから、別名「鼓草(ツヅミグサ)」と呼ばれており、鼓をたたいたときの音が「タンタン、ポンポン」というため「タンポポ」になったといわれています。

和楽器の音から由来がきているなんて面白いですね。

10問目の漢字 蘆薈

10問目である「蘆薈の読み方は「アロエになります。

アロエの由来とは、葉から出る汁が苦いというところから、アラビア語の「アロッホ(苦い)」が由来となっております。

アロエと言ったら、あのトゲトゲが特徴的ですよね。

また、アロエは別名「医者いらず」とも呼ばれ、葉の汁を切り傷や火傷に塗ったり、胃腸薬などとして使われていました。

 

 

いかがでしたか?

なかなか難しい漢字が多かったですよね。

身近で登場する機会はあまりない漢字ばかりだと思いますが、せっかくなので1つだけでも頭の片隅で覚えておいてくださいね。

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