ビタミンって全部で何種類あるか知ってる? 多く含まれる食べ物はどんな食べ物?

  • 2022年12月28日
  • 2022年12月28日
  • 雑学

あなたは、ビタミンが何種類あるか知っていますか?

「ビタミンC」「ビタミンB」など、いろんなビタミンの名前を聞いたことがあるかと思いますが、実際にどのくらいの種類があるかと言われたら「何種類だろう?」となりますよね。

そのため、今回の記事では「健康には欠かせないビタミンとは一体何種類あるのか」「どんな食べ物にビタミンが多く含まれているのか」について紹介していきます。

いろんなビタミンがありますので、ぜひ覚えてみてくださいね。

ビタミンとは全部で何種類あるのか?

まず、ビタミンが全部で何種類あるのかというと13種類になります。

また、ビタミンとはこの13種類ある中でも更に2つに分類され、その内の9種類が水溶性ビタミン、残りの4種類が脂溶性ビタミンといいます。

これらのビタミンについて、どんな特徴があるのか見ていきましょう。

水溶性ビタミンの特徴について

水溶性ビタミンである9種類のビタミンはこちらになります。

ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、ビタミンC

これらの水溶性ビタミンについては3つの特徴があり、

  • 水に溶けやすい
  • 熱に弱い
  • 過剰症の心配がない

になります。

そのため、水溶性ビタミンを扱う場合は、

  • 水に溶けやすいため、洗うときは素早く洗う
  • 熱に弱いため、加熱しないで摂るほうが栄養価が上がる
  • たくさん摂取しても、余分になったものは尿となって排出するので過剰症の心配はほとんどない
というところがポイントになります。
ここからは、この9種類の水溶性ビタミンの特徴を1つずつ見ていきましょう。

〈ビタミンB1〉

このビタミンの働きは、

  • 糖質をエネルギーに変える
  • 糖質を栄養源にしている脳神経系の働きを正常に保つ
  • 筋肉の疲労回復に役立つ

多く含まれる食べ物は、

  • 豚肉
  • 大豆
  • 牛乳

になります。

〈ビタミンB2〉

このビタミンの働きは、

  • 脂質の代謝に役立つ
  • 皮膚、髪の毛、爪の発育に良い
  • 過酸化脂質の分解を助ける

多く含まれる食べ物は、

  • 納豆
  • レバー

になります。

〈ナイアシン〉

このビタミンの働きは、

  • 三大栄養素の代謝に役立つ
  • アルコールの分解を助ける
  • 皮膚の機能を助ける

多く含まれる食べ物は、

  • まぐろ
  • たらこ
  • レバー

になります。

〈パントテン酸〉

このビタミンの働きは、

  • ストレスの緩和
  • 脂質、糖質、タンパク質の代謝に役立つ
  • 善玉コレステロールの生成

多く含まれる食べ物は、

  • レバー
  • アボカド
  • そら豆
  • 落花生

になります。

〈ビタミンB6〉

このビタミンの働きは、

  • タンパク質の代謝に役立つ
  • タンパク質からエネルギーを作る
  • 神経伝達物質の合成に役立つ

多く含まれる食べ物は、

  • バナナ
  • 牛肉
  • さんま

になります。

〈ビタミンB12〉

このビタミンの働きは、

  • 造血作用に役立つ、赤血球を作る
  • 神経の機能維持に役立つ

多く含まれる食べ物は、

  • あさり
  • さんま
  • 牡蠣

になります。

〈葉酸〉

このビタミンの働きは、

  • 造血作用に役立つ
  • 胎児の先天異常の予防に役立つ
  • タンパク質を作るのに役立つ

多く含まれる食べ物は、

  • とうもろこし
  • ほうれん草
  • ブロッコリー

になります。

〈ビオチン〉

このビタミンの働きは、

  • 皮膚の機能を維持する
  • 三大栄養素の代謝を助ける

多く含まれる食べ物は

  • しいたけ
  • カリフラワー

になります。

〈ビタミンC〉

このビタミンの働きは、

  • コラーゲンの生成に役立つ
  • メラニン色素の生成を抑える
  • 皮膚や粘膜の健康維持を助ける

多く含まれる食べ物は、

  • ジャガイモ
  • レモン
  • パプリカ
  • ブロッコリー
になります。

脂溶性ビタミンの特徴について

脂溶性ビタミンである4種類のビタミンはこちらになります。
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK

これらの脂溶性ビタミンについては3つの特徴があり、

  • 油に溶けやすい
  • 熱に強い
  • 過剰摂取は良くない

になります。

そのため、脂溶性ビタミンを扱う場合は、

  • 油と一緒に調理したほうが吸収率が上がる
  • 熱に強いため、加熱してもビタミンの損失は少ない
  • 脂溶性ビタミンは、摂取してから48時間程は体内に残るため、たくさん摂取すると過剰症を引き起こす可能性がある
というところがポイントになります。
ここからは、この4種類の脂溶性ビタミンの特徴を1つずつ見ていきます。

〈ビタミンA〉

このビタミンの働きは、

  • 皮膚、粘膜を正常に保つ
  • 暗順応、視力の維持に役立つ

多く含まれる食べ物は、

  • レバー
  • にんじん
  • うなぎ
  • かぼちゃ

になります。

〈ビタミンD〉

このビタミンの働きは、

  • カルシウムとリンの吸収を促進
  • 骨、歯の形成に役立つ
  • 免疫機能への働きに役立つ

多く含まれる食べ物は、

  • シャケ
  • しらす干し
  • 干し椎茸

になります。

〈ビタミンE〉

このビタミンの働きは、

  • ホルモン分泌を調整
  • 老化予防に役立つ
  • 手足の血液の流れに役立つ

多く含まれる食べ物は、

  • かぼちゃ
  • アーモンド
  • 大豆油

になります。

〈ビタミンK〉

このビタミンの働きは、

  • 骨、歯の形成に役立つ
  • 血液凝固作用に役立つ
  • タンパク質の生成に役立つ

多く含まれる食べ物は、

  • 納豆
  • ほうれん草
  • ひじき
  • わかめ
  • トマト

になります。

ビタミンと言っても、ここまで細かく分かれているとなると、覚えるのはとても難しいですね。

 

いかがでしたか。

意外と気をつけていないと不足してしまうビタミンですが、生きていくためには必要な栄養素で、ビタミンは体内でほとんど合成されないため、食品からきちんと摂取する必要があります。

今まで意識していなかった人も、これを機にビタミンを意識しながら食事をしてくださいね。

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