【ハロウィンの雑学】ハロウィンの起源や仮装する理由を知ってる?? 

  • 2021年10月27日
  • 2021年12月6日
  • 雑学

皆さんはハロウィンについてどのくらい知っていますか?

「ハロウィン」といったら「仮装して楽しむイベント」なんてイメージがあるかもしれませんが、本当は「10月31日」にお化けに仮装する理由がちゃんとあるんです。

この記事では「どうして10月31日がハロウィンなのか」や、「どうしてお化けに仮装するのか」などハロウィンにまつわる雑学を紹介します。

ハロウィンにまつわる雑学

ハロウィンにまつわる雑学をいくつか紹介します。

ハロウィンの起源とは?

ハロウィンの起源は、ヨーロッパの古代ケルト民族が行っていた「サウィン祭」だといわれています。

サウィン祭とは10月31日に行われ、秋の収穫を祝うお祭りであると同時に、日本でいうお盆のようなものがある日でした。

古代ケルトでは1年「11月1日から10月31日」とされていて、11月1日が新年で、10月31日の夜が大晦日にあたり、その大晦日に先祖の霊が家族に会いにくると信じられていました。

ハロウィンと呼ばれる理由

このハロウィン(10月31日)が行われる次の日(11月1日)が「諸聖人の日(万聖節)」であり、それを「All Hallows Day」と呼んでいました。

ハロウィンはその「諸聖人の日」の前の日にあるお祭りのため、前夜という意味の「Eve」がくっつき「All Hallows Eveと呼び、この言い方を短縮して訛ってのが「Halloween(ハロウィン)」となりました。

お化けなどに仮装するのはどうして??

実は、先ほど言った大晦日にあるお盆のときに先祖の魂と一緒に悪霊たちもついて来てしまうのです。

その悪霊たちは人間の子どもをさらったり、いたずらをしたりと悪いことをするので、お化けに仮装して「私はあなたの仲間ですよ」と勘違いさせ、悪霊から身を守るために始めたのがきっかけです。

魔女やガイコツなどに仮装するのにはこんな理由があったのですね。

「ジャック・オ・ランタン」はどうしてカボチャなの?

「ジャック・オ・ランタン」とはカボチャを目と鼻と口の部分をくり抜いて、中にろうそくなどで火を灯し、提灯(ランタン)にしたものになります。

ハロウィンといったらカボチャというイメージが強いですよね。

ではどうしてカボチャが使われているのでしょうか?

それはアイルランドの昔話に出てくる「ジャック」が関係しています。

アイルランドの昔話

ある昔に一人の「ジャック」という嘘つきな男がいました。

ジャックという男はとてもお酒が好きで、その夜お酒を飲んでいたところ地獄の悪魔と出会ってしまいました。

ジャックはその悪魔に魂を取られそうになりますが、魂を取られたくないため悪魔に嘘をついてその場をやり過ごそうと「魂をあげるから最期に酒を飲ませてくれ」とお願いします。

その悪魔は最後のお願いだからと仕方なく「コイン」に化けてお酒代を払おうとしますが、ジャックは十字架でコインを抑えつけ、悪魔をとじ込めてしまいます。

それに参った悪魔は「10年の間は魂を取らない」とジャックと約束し、解放してもらいました。

その後、10年経ったある日、ジャックの前にあの時の悪魔が現れました。

今度こそはと魂を取ろうとする悪魔にジャックは「最期にあの木のりんごが食べたい」とまた嘘をつきます。

また言うこと聞いてしまった悪魔はりんごを取ろうと木に登りますが、ジャックは持っていたナイフで木の幹に十字架を刻み悪魔を木から降りられなくさせます。

それに観念した悪魔は「二度と魂を取りに来ないから」とジャックにお願いし、開放してもらいました。

時は経ち、とうとうジャックは寿命でこの世を去りますが、行いが悪かったため天国に行けるわけもなく地獄へ向かいます。

しかしながら、あの時の悪魔が目の前に現れ、「二度と魂を取らないと約束したから地獄には連れて行かない」と言われてしまいました。

ジャックは地獄に行けないため来た道を戻ろうとしますが真っ暗な闇が広がっています。

これでは歩けないため悪魔に灯りが欲しいとお願いし、悪魔から小さな地獄の炎をもらいました。

この灯りを頼りに歩き始めますが、この炎が消えたらまずいと思ったジャックは近くにあったカブをくり抜き、その中に火を灯して、ランタンの代わりにしました。

少し長かったですが、これがジャック・オ・ランタンの由来とされています。

ジャックは今もなお、どこかでさまよっているみたいです。

カブがカボチャに変わった理由

もともとジャック・オ・ランタンはカボチャではなく、このお話しに出てきた通りカブでした。

なぜカボチャに変わったかというと、ケルト人がアメリカに移住したことがきっかけになります。

ケルト人はカブを使っていたのですが、アメリカにはカブが馴染みなく、他の物を探していたところカボチャに行きつきます。

アメリカではカボチャは手に入りやすいし、おまけにカブよりもくり抜きやすかったため、カボチャをカブの代わりにしようと考え、次第とカブからカボチャに変わっていきました。

ジャック・オ・ランタンがもともとカブだったなんて驚きですね。

まとめ

簡単にまとめると

  • ハロウィンの起源は古代ケルト民族が行っていた「サウィン祭」
  • 「All Hallows Eve」の言い方が訛ってハロウィンになった
  • 悪霊から身を守るために仮装をしている
  • 「ジャック・オ・ランタン」とは噓つきジャックが悪魔にもらった炎をカブの中に灯したことが由来
  • カブがカボチャに変わったのはカブがアメリカに馴染みがなかったため

になります。

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いかがでしたか?

普段気にしないでハロウィンを過ごしていたと思いますが、こんなにもたくさんの雑学があることを知れました。

この雑学を覚えておけば、ハロウィンの当日に話すネタに困ることはありませんね。

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