「SOS」って何の略??これ調べてみたら意外な事実が判明した!!

  • 2024年2月25日
  • 2024年2月25日
  • 雑学

あなたはSOS」が何の略語か知っていますか?

助けを求めるための合図といったイメージで認識しているかと思いますが、これって何の略語なんでしょうか。

今回の記事では、この「SOS」のことについてまとめてみましたので、気になる人は確認してみてね!

「SOS」って何の略語なんだろう??

結論から言うと、実は「SOS」は略語ではありません。

そもそも「SOS」とは、かつて船舶(せんぱく)を中心に用いられていたモールス符号による遭難信号になります。

「SOS」のモールス信号は「・・・---・・・」(トントントンツーツーツートントントン)になりますが、もともと「SOS」というアルファベットがあてられていたわけではなく、文字にして表すことも出来ないため、書くときは「・・・---・・・」、話すときは(トントントンツーツーツートントントン)と言うしかありませんでした。

これらを書いたり、話したりするのはあまりにも不便だったため、「・・・---・・・」を文字化しようとしたのが「SOS」誕生のきっかけになります。

「SOS」の由来とは

1909年頃に「・・・---・・・」をいくつかの塊に分割されているものと見なし、文字化しようとしたのが「SOS」の由来になります。

その時の分割する候補はいくつかあり、2分割なら「V7」、4分割なら「IWNI」、5分割なら「EUTDE」などの候補がありましたが、最終的にはドット群「・・・」を「S」ダッシュ群「---」を「O」と見なし、「・・・/---/・・・」と3分割した「SOS」が1番シンプルで分かりやすかったため、新聞などの文字メディアを通じて広まったと言われています。

そのため、たまたまアルファベットの「S」と「O」が選ばれ、「SOS」という言葉ができただけなので、「SOS」が何かしらの略語というわけではないのです。

また、「SOS」が「”Save Our Souls”」(私たちを救って)や「”Save Our Ship”」(私たちの船を助けて)の略だと言う説がありますが、これらは1912年に起きたタイタニック号沈没事故の頃に考案されたもので、1909年頃に考えられたときの「SOS」とは関係なく、ただの後付けだと言われています。

初めて「SOS」を使った船とは??

初めて「SOS」を使ったのはタイタニック号ではなく、1909年6月10日にアゾレス諸島沖で難破した「スラボニア号」が使った説と、1909年8月11日にニューヨークからジャクソンビル(フロリダ州)に向かっていた「アラパホ号」がハッテラス岬沖でプロペラシャフトを破損した際に使った説の2つあります。

どちらが初めて使った正しい説かは定まっていませんが、どちらも正しい説なのであれば「スラボニア号」が初めて使った船ってことになりますね。

 

いかがでしたか?

「SOS」ってアルファベットが3つ並んでると何かの頭文字をとった略語なのでは?と思ってしまいますが、まさか「SOS」が略語ではなかったのは意外でしたね。

今回の記事はここまでとなりますが、他にもいろんな雑学を知ってみたい人は画面下のメニューバーから探してみてね!!

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