もし万が一、誤ってお札を破いてしまった場合、どうしたらいいか知っていますか?
手元に破れたお札を持っているが、どうしたらいいか分からないという方は安心してください、きちんと使えるお札に交換することができますよ。
ただ、破いてしまったから交換に手数料がかかるのではないか?というような心配もあるかと思いますので、今回の記事では「誤ってお札が破れてしまった場合の対処法」について紹介していきます。
もし誤ってお札が破れてしまったら、どこで交換してもらえるのか
もし誤って破れてしまったお札は、特定の銀行で交換をすることができます。
交換することができる銀行は
- 日本銀行の本支店、
- 都市銀行、地方銀行、信用金庫
になります。
ただし、これら以外の郵便局・ゆうちょ銀行では交換することができないので注意してください。
また、この交換による手数料はかからないので、使うことが困難だと思うような状態のお札が手元にある場合は、めんどくさいと思わず、近くの銀行で交換してしまいましょう。
お札の状態がかなり悪くても交換できるの?
例えば、
- お札を何枚かポケットに入れたまま洗濯をしてしまい、濡れて重なったお札を一枚ずつにしようとしたがボロボロにちぎれてしまったとき
- 家が火事になって、置いてあったお金が燃えてしまい半分が灰になってしまったとき
など、破れてしまったとき以上に深刻な場合もあるかと思います。
それらのお札を新しいお札に交換するときの基準は「日本銀行法施行規則第8条」により決まっており、お札の残っている部分の大きさによって、返ってくる金額が変わってきます。
その基準とは、
- 全体の3分の2以上が残っている場合…額面全額
- 全体の5分の2以上、3分の2未満が残っている場合…額面の半額
- 全体の5分の2未満しか残っていない場合…交換不可
となります。
そのため、バラバラになってしまったお札や、燃えて灰になってしまったお札でも、出来る限り残った原型のあるものを集めて銀行に持って行けば、交換してもらえる可能性があります。
仮に灰だけになったとしても、その灰がお札であることが確認できれば大丈夫なので、ダメ元で銀行に持って行って相談してみましょう。
少しだけ破れたお札や、濡れたけど乾いて使えそうなお札はそのまま使ってもいい?
良いか悪いかで言えば、あまり良くはありません。
破れたものは少しだけであってももちろんダメですが、濡れたのが乾いたからと言っても、乾いた後に何ミリかは縮んでしまっている可能性があります。
最近では、コンビニやスーパーなどでも機械で精算するところがほとんどであり、無理に入れようとすると、機械の中で詰まってしまい、トラブルになる可能性が大いにあります。
使えそうだからと無理に使ってトラブルを起こすよりも、素直に銀行に行って新しいお札に交換してもらいましょうね。
いかがでしたか?
お金は毎日生活をしていく上で必ず必要なものなので、出来る限り大切に使いましょうね。