睡眠時間が1番長い動物を知ってますか?1番長い動物は1日に22時間も眠っています

  • 2023年3月17日
  • 2023年9月8日
  • 雑学

皆さんは、どのくらいの睡眠時間を取っていますか?

大体6〜8時間くらいの人が多いのかと思いますが、中には睡眠時間が長い人や短い人もいますよね。

これは動物の中でも同じことで、睡眠時間が長い動物もいれば短い動物もいますが、実はその中でも1日22時間も眠る動物がいるということを知っていますか?

1日の約9割の時間を寝て過ごしている意外な動物を今回の記事で紹介していきますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

睡眠時間が1番長い動物の正体とは?

動物の中で睡眠時間が1番長い動物の正体とは、なんと「コアラ」になります。

コアラの睡眠時間は1日22時間もあり、1日の約9割は寝て生活をしています。

何となくナマケモノが1番なのかなと私は思っていましたが違いましたね。

では、なぜコアラは22時間もの間を寝てしまうのでしょうか?

コアラの睡眠時間が長い理由

コアラがこんなにも睡眠時間が長い理由とは「食べ物」が関係していると言われています。

コアラは主にユーカリを主食として食べていますが、実はこのユーカリの葉には青酸カリ系の毒素が含まれています。

コアラの盲腸は毒素を分解することが出来るため、毒を食べても身体に問題は起きませんが、この毒素を解毒するのにエネルギーを必要としてしまいます。

そのため、コアラは長い間眠らなくてはいけなくなります。

また、他にもユーカリの葉には「タンニン」が多く含まれているため、消化吸収に余分なエネルギーを必要とし、さらにはユーカリの葉には「エタノール」が発生するという特徴があり、このエタノールは神経を麻痺させて眠気を誘発させる作用があります。

これらの3点をまとめると、

  • ユーカリの葉には青酸カリ系の毒素が含まれていて、その毒素を解毒するのにエネルギーを必要とするため、長い時間眠る必要がある
  • ユーカリの葉にはタンニンが多く含まれているため、消化吸収にさらに余分なエネルギーを必要とする
  • ユーカリの葉にはエタノールを発生させる特徴があり、このエタノールは神経を麻痺させて眠気を誘発させる作用がある

になります。

コアラがたくさん寝てしまうのにはちゃんとした理由があり、ただ眠いから寝ているというわけではなかったのです。

他の動物たちの睡眠時間について

コアラ以外の動物の睡眠時間についてですが、まず初めに「トラ」、「ライオン」、「ウマ」、「キリン」の睡眠時間について紹介します。

それぞれの動物たちの睡眠時間とは、

  • トラ 15.8時間
  • ライオン 13.5時間
  • ウマ 2.9時間
  • キリン 1.9時間

になります。

ここで気になるのは、肉食動物と草食動物の睡眠時間にかなりの差があるところですね。

なぜここまで差が生まれるのでしょうか?

なぜ草食動物は睡眠時間が短いのか

草食動物の睡眠時間が短い理由は2つあり、

  1. 低カロリーである草を食べて必要なカロリーを摂取するには、大量の草を食べなければいけないため、食事に多くの時間がかかってしまうから
  2. 肉食動物に狙われる危険があるため、常に警戒をしておかないといけず、睡眠が浅くなったり時間が短くなってしまうから

になります。

その点、肉食動物は高カロリーの肉を食べるため、食事に時間がかからず、他の動物に狙われる心配がほとんどないため、多くの睡眠を取ることができます。

ただ、コアラのような草食動物でも特別な理由がある動物もいるため、食べ物や生活環境の違いによって、肉食動物と草食動物の睡眠時間の差が生まれているということになります。

ちなみに、睡眠時間がすごく長そうな動物であるナマケモノは睡眠時間が20時間で、先ほど出てきたキリンの睡眠時間は1.9時間ほどですが、眠らないときは20分くらいしか睡眠を取らないみたいで、1番睡眠時間が短い動物はキリンになります。

流石に1日20分しか眠らないで生活するのは凄いことですね。

 

いかがでしたか。

いろんな動物がいる中で、生活の環境や食べ物によってこんなにも睡眠時間が変わるのは驚きでした。

仕事が休みの日にたくさん寝て過ごせる私はキリンよりかはまだマシなのかもしれませんね。

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