「省略」と「割愛」の違いってなに? 似ている言葉の違い③

あなたは「省略」「割愛」の言葉の違いが何だか分かりますか?

時々使う言葉ではありますが、実際なにが違うのかと聞かれると分からないものですよね。

そのため今回の記事では、この「省略」と「割愛」の違いについて紹介していきます。

なにが違うか気になる人は、ぜひチェックしてみてください。

「省略」と「割愛」の違いについて

この「省略」と「割愛」の違いとは「惜しむような気持ちがあるか、ないか」の違いで、

  • 「省略」とは「簡単にするために省く」で、あっても無くても困らないような時に使う言葉
  • 「割愛」とは「本当は省きたくないが、仕方なく省く」で、本当はあったほうが良いが省かないといけない時に使う言葉

になります。

そのため、どちらの言葉も何かを省く時に使いますが、「割愛」には「残念ながら」や「仕方がなく」のような惜しむ気持ちが含まれるため、時間が限られるときなどの大事な場面で使うのが良いと思います。

「割愛」を使うべきタイミングとは?

「割愛」という言葉を使うタイミングと言ったら「ビジネス」や「結婚式」などで使う場面が多いと思います。

例えばビジネスの場合なら、会議やプレゼンなどで時間内に説明ができない、もしくは文字数に限りがあるときなどに「時間の都合上、割愛します」といった使い方をします。

また、結婚式の場合なら、祝電を紹介するときに全てのものを読み上げると時間が足りないといった場面などで、惜しむ気持ちを込めて「割愛します」と使います。

これが「省略します」になると、どこか軽い気持ちで言われているように感じますので、本当は必要だが仕方がなく省くという場面では「割愛」を使いましょう。

まとめ

今回の記事をまとめると、

  • 「省略」とは「簡単にするために省く」で、「割愛」とは「本当は省きたくないが、仕方がなく省く」という意味がある
  • 2つの違いは「惜しむ気持ちの有無」で、「省略」の場合はあっても無くても変わらないような簡単な場面で使われ、「割愛」の場合は「時間の都合上、仕方がなく」といった惜しむ気持ちが含まれるため、大事な場面で使う

になります。

 

いかがでしたか?

今回は「省略」と「割愛」の違いでしたが、他にも似たような言葉はまだまだあると思うので、ふと気になった方はぜひ調べてみてくださいね。

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